日前神宮・國懸神宮

  • 和歌山県和歌山市
  • 歴史・文化 | 神社 | 神宮
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和歌山県和歌山市に位置する日前神宮・國懸神宮は、一つの境内に日前(ひのくま)神宮、國懸(くにかかす)神宮という二つの独立した大社が鎮座するという、全国でも類を見ない形態を持つ古社です。その歴史は神話時代にまで遡り、紀伊国一之宮として、また日本国内でも極めて高い格式を誇る社として、古来より朝廷から別…

和歌山県和歌山市に位置する日前神宮・國懸神宮は、一つの境内に日前(ひのくま)神宮、國懸(くにかかす)神宮という二つの独立した大社が鎮座するという、全国でも類を見ない形態を持つ古社です。その歴史は神話時代にまで遡り、紀伊国一之宮として、また日本国内でも極めて高い格式を誇る社として、古来より朝廷から別格の尊崇を受けてきました。

最大の特徴は、祀られている御神体にあります。日前神宮には「日像鏡(ひがたのかがみ)」、國懸神宮には「国懸鏡(くにかかすのかがみ)」が奉納されており、これらは伊勢神宮の八咫鏡と同等に、天照大御神の御霊代として鋳造されたものと伝わります。三種の神器に準ずる宝鏡を御神体とするその由緒は、数ある神社の中でも孤高の存在感を放っています。

広大な境内は、静寂な森に包まれた左右対称の美しい配置となっており、参道を進むと二つの社殿が厳然と並び立つ姿が現れます。この独特の構造は、対をなす鏡の信仰を空間全体で表現しているかのようです。また、創建以来、紀氏(きい氏)の末裔である紀俊神職家が代々奉仕し続けている点も、古代からの血脈と伝統が途切れることなく受け継がれている証であり、歴史の連続性を肌で感じることができます。華美な装飾を排し、ただ鏡を護り続けてきたという重厚な祈りの気配が、訪れる者に深い精神的感銘を与える神域です。

基本情報

開催時間 【参拝】 9:00~16:40
開催日 なし
住所 〒640-8322和歌山県和歌山市秋月365
アクセス ・わかやま電鉄貴志川線「日前宮」駅より徒歩1分 ・JR和歌山駅東口から和歌山バス「日前宮」より徒歩1分
公式サイト https://hinokuma-jingu.com/