横手市増田
- 秋田県横手市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 在郷町
横手市増田は、奥羽山脈からの厳しい豪雪に対応しながら、商人たちが独自の建築様式を発達させた、大規模な内蔵を有する商家町の構造を留める歴史地区です。
中通りの街道沿いを進むと、間口が狭く奥行きが最大約100メートル以上に及ぶ、極端に細長い「うなぎの寝床」と呼ばれる宅地割のなかに木造町家が隙間なく建…
横手市増田は、奥羽山脈からの厳しい豪雪に対応しながら、商人たちが独自の建築様式を発達させた、大規模な内蔵を有する商家町の構造を留める歴史地区です。
中通りの街道沿いを進むと、間口が狭く奥行きが最大約100メートル以上に及ぶ、極端に細長い「うなぎの寝床」と呼ばれる宅地割のなかに木造町家が隙間なく建ち並んでいます。街並みの外観を構成するのは、厳しい積雪から歩行者を守るために軒先を前面に張り出した「雪除けの庇(ササ小屋)」の連なりや、重厚な格子戸の直線構造。最大の特徴は、主屋の屋根の下に、さらに独立した漆喰塗りの頑丈な土蔵を丸ごと包み込んだ「内蔵」の形式です。これは大切な売り物や家財を雪や火災から守るための防雪・防火構造であり、外からは見えない主屋の奥深くに、当時の豪商たちの富を象徴する壮麗な空間が直列に配置されています。
町家の奥へと続く通り土間の足元には、物資を運ぶ荷車の車輪を保護するための木床や平らな石畳が直線的に敷かれています。敷地の最奥には、かつて繭や米を収めた外蔵の堅牢な白壁が直立しており、路地の脇を流れる素朴な水路の雪解け水が、古い木造の基礎や、土蔵の頑丈な石組みの根元を絶え間なく洗い続けています。
基本情報
| 住所 | 〒019-0701秋田県横手市増田町増田字本町・田町・中町・七日町の各一部 |
|---|---|
| アクセス | 十文字駅 ⇒ 羽後交通バス(椿川・入道・草の台行(約8分) ⇒ 増田蔵の駅下車 ⇒ 徒歩(約5分) |
| 公式サイト | https://www.city.yokote.lg.jp/shisei/1001176/1001457/1003243.html |
