南砺市相倉

  • 富山県南砺市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 山村集落
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南砺市相倉は、中世から続く五箇山の歴史を背景に、江戸時代には加賀藩の財政を支えた「塩硝」や「養蚕」、そして「手漉き和紙」の生産拠点として独自の発展を遂げた、山村の確かな営みの形を残す合掌造り集落です。 周囲の深い緑の山並みを背景に、大小20棟の「合掌造り家屋」が絶妙な配置で点在する圧倒的な風景が…

南砺市相倉は、中世から続く五箇山の歴史を背景に、江戸時代には加賀藩の財政を支えた「塩硝」や「養蚕」、そして「手漉き和紙」の生産拠点として独自の発展を遂げた、山村の確かな営みの形を残す合掌造り集落です。

周囲の深い緑の山並みを背景に、大小20棟の「合掌造り家屋」が絶妙な配置で点在する圧倒的な風景が視界を埋め尽くします。これらは、急傾斜の茅葺き屋根が本を伏せたような三角形を描く独特の建築様式であり、豪雪の重みに耐え、屋根の葺き替えを効率的に行うための先人たちの知恵の結晶です。屋根の向きは、山谷を吹き抜ける激しい風を受け流し、茅を効率よく乾燥させるために、すべて南北の方向に美しく統一され、厳しい自然に挑み続けた人々の知る意志の強さを物語っています。

集落を巡る素朴な畦道を歩けば、家々の周囲に広がる伝統的な段々畑や、山からの清らかな湧水を湛えた水路のせせらぎが周囲に響き渡ります。茅葺きの軒先を眺めれば、和紙の原料となるこうぞの木がさりげなく立てかけられ、夕暮れ時には家々の小さな窓から温かみのある灯火が漏れ出し、白く立ち上る囲炉裏の煙とともに、山深い集落の輪郭を静かに浮かび上がらせています。

基本情報

住所 〒939-1915富山県南砺市相倉
アクセス JR城端線城端駅 ⇒加越能バス白川郷行(約22分) ⇒ 相倉口下車 ⇒ 徒歩(約10分)