南越前町今庄宿

  • 福井県南越前町
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 宿場町
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南越前町今庄宿は、福井藩の南の玄関口として参勤交代の大名行列や北前船の物資を運ぶ馬子たちが行き交い、最盛期には55軒もの旅籠が軒を連ねた、越前国屈指の規模を誇る宿場町です。 山々に囲まれた旧街道に足を踏み入れると、約1.2キロメートルにわたって緩やかなカーブを描く通りの両側に、驚くほど端正な伝統…

南越前町今庄宿は、福井藩の南の玄関口として参勤交代の大名行列や北前船の物資を運ぶ馬子たちが行き交い、最盛期には55軒もの旅籠が軒を連ねた、越前国屈指の規模を誇る宿場町です。

山々に囲まれた旧街道に足を踏み入れると、約1.2キロメートルにわたって緩やかなカーブを描く通りの両側に、驚くほど端正な伝統建築が整然と建ち並んでいます。街並みを構成するのは、格子戸や2階の低い「中二階」構造を備えた重厚な木造町家や、漆喰塗りの白い土蔵の数々。特に目を引くのは、通りに面して大きく張り出した「うだつ」や、防火のための漆喰壁の意匠であり、厳しい豪雪に耐えながら数多の旅人をもてなした宿場町ならではの強固な機能美を形作っています。さらに、街道沿いには良質な湧水を利用して日本酒を醸した格式高い「酒蔵」の大きな杉玉が掲げられ、往時の豊かな経済力を物語っています。

脇にそれる細い路地へ目を移せば、かつて旅人たちが喉を潤した石造りの共同井戸「脇本陣の井戸」が今も水を湛えています。夕暮れ時になり、家々の軒先にぽつぽつと灯りがともると、漆喰の白壁や使い込まれた木板塀の黒みが深い陰影を描き出します。

基本情報

住所 〒919-0131福井県南条郡南越前町今庄
アクセス ハピラインふくい線今庄駅すぐ