塩尻市木曾平沢
- 長野県塩尻市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 漆工町
塩尻市木曾平沢は、中山道から分岐する漆器町独自の町割りをベースに、漆器の製造や販売を営む塗師や職人たちの町家が密集して形成された、国内唯一の漆器製造町の構造を留める歴史地区です。
千沢川に並行する旧街道沿いには、江戸時代末期から明治・大正期にかけて建てられた、切妻造りや平入りの伝統的な木造町家が…
塩尻市木曾平沢は、中山道から分岐する漆器町独自の町割りをベースに、漆器の製造や販売を営む塗師や職人たちの町家が密集して形成された、国内唯一の漆器製造町の構造を留める歴史地区です。
千沢川に並行する旧街道沿いには、江戸時代末期から明治・大正期にかけて建てられた、切妻造りや平入りの伝統的な木造町家が隙間なく建ち並んでいます。建物の正面を構成するのは、道路に面して並ぶ端正な格子戸や、2階部分を前面に張り出した「出梁造り」の直線構造であり、厳しい冬の寒冷な気候に対応するための防寒・防風構造。塗師たちの敷地は、街道に面した店舗・住居の奥に、太い梁で支えられた木造の漆塗作業場(塗蔵や加工場)や、製品を乾燥させるための頑強な土蔵が、当時の狭長な宅地割のまま直線的に配置されています。
旧街道の路面境界には、山からの引き水や雨水を効率的に排水するために組まれた石組みの水路が直に結合して平行に走っています。使い込まれた板壁の黒い木肌と漆喰壁の面が、この水路および街道の輪郭線と平行を保ちながら、均一な高さで連続する密度の高い職人街の空間を形成しています。
基本情報
| 住所 | 〒399-6302長野県塩尻市平沢1645 |
|---|---|
| アクセス | JR中央本線木曽平沢駅すぐ |
| 公式サイト | https://www.city.shiojiri.lg.jp/site/bunkazaihouhou/29587.html |
