名古屋市有松

  • 愛知県名古屋市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 染織町
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名古屋市有松は、鳴海宿と池鯉鮒宿の間に設けられた間の宿であり、絞り染めの技法を用いた「有松・鳴海絞」の生産と販売によって東海道一の富を築き上げた、製絞業の歴史を色濃く残す絞商の町です。 目を奪われるのは、他の宿場町とは一線を画す、壮大で堅牢な絞商たちの邸宅の連なりです。天明4年(1784年)の大…

名古屋市有松は、鳴海宿と池鯉鮒宿の間に設けられた間の宿であり、絞り染めの技法を用いた「有松・鳴海絞」の生産と販売によって東海道一の富を築き上げた、製絞業の歴史を色濃く残す絞商の町です。

目を奪われるのは、他の宿場町とは一線を画す、壮大で堅牢な絞商たちの邸宅の連なりです。天明4年(1784年)の大火を契機として築かれた建物群は、漆喰を幾重にも塗り重ねた「塗込造」の主屋や、重厚な「うだつ」、そして瓦屋根の上に設けられた「卯建」が大きな特徴です。特に、「服部家住宅」や「井桁屋」に代表される豪商の敷地内には、街道に面した広い店舗部分の奥に、絞り製品を収めた漆喰塗りの頑丈な土蔵や、職人たちが作業を行った広い中庭が、当時の広大な宅地割のまま配置されています。

通りに面した格子戸の足元には、商品を搬出入するために敷かれた「車みち」の平らな石畳の跡が直線的に残されています。建物の外壁を覆う黒塗りの板塀や、なまこ壁の鋭い直線構造のすぐ傍らには、絞り染めの布を天日干しにするための背の高い物干し台の柱が突き出ており、木造建築の軒下から突き出た太い梁の木目が、東海道の広い路面に向かってまっすぐに突き出しています。

基本情報

住所 〒458-0924愛知県名古屋市緑区有松
アクセス 名鉄有松駅 ⇒ 徒歩(約3分)
公式サイト https://www.city.nagoya.jp/kankou/rekishi/1017254/1017261.html