京都市嵯峨鳥居本

  • 京都府京都市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 門前町
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京都市嵯峨鳥居本は、嵐山から続く竹林を抜けた先に広がる、化野の歴史的な風土と、街道沿いに調和する二つの異なる建築様式が山裾の傾斜地に展開する山間の景観地区です。 下地区には、瓦屋根に格子戸を備え、虫籠窓や白漆喰の壁を持つ、洗練された「町家風」の木造建築が整然と軒を連ねています。これに対し、さらに…

京都市嵯峨鳥居本は、嵐山から続く竹林を抜けた先に広がる、化野の歴史的な風土と、街道沿いに調和する二つの異なる建築様式が山裾の傾斜地に展開する山間の景観地区です。

下地区には、瓦屋根に格子戸を備え、虫籠窓や白漆喰の壁を持つ、洗練された「町家風」の木造建築が整然と軒を連ねています。これに対し、さらに坂を上った上地区へと進むと、一転して「農家風」の素朴な茅葺き屋根の民家が点在する風景へと切り替わります。これらはかつて、愛宕詣での旅人をもてなした一服一茶の茶店や、街道沿いで農業を営んだ人々の遺構であり、深い軒を支える太い柱や栗の木肌が、周囲の山林の緑と直接的に地続きの空間を構成しています。

街道の最奥には、愛宕神社の一の鳥居を象徴する鮮やかな朱塗りの大鳥居が立ち塞がり、その傍らには、平入りの広大な茅葺き屋根を持つ鮎茶屋の古い木造建築が構えられています。屋敷の周囲には、山肌から浸み出る冷たい湧水を引いた細い石組の水路が走り、苔むした茅の軒先からは、湿り気を含んだ山風が、街道の未舗装の路面に点在する小石や古い板壁の表面を絶え間なく吹き抜けています。

基本情報

住所 〒616-8437京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町、嵯峨鳥居本六反町辺り
アクセス ・阪急嵐山駅 ⇒ 京都バス92/94系統(約16分) ⇒ 鳥居本下車 ⇒ 徒歩(約6分) ・嵯峨野線嵯峨嵐山駅 ⇒ 徒歩(約25分)