五條市五條新町
- 奈良県五條市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 商家町
五條市五條新町は、江戸時代初期から昭和初期にわたる重厚な大型木造町家が東西にまっすぐ連続する、大規模な商家の街並みの構造を留める歴史地区です。
吉野川の緩やかな流れに並行する旧街道の通りには、本瓦葺きで外壁を白漆喰で厚く塗り込めた「見世蔵」や、2階の天井が低い「中二階」形式の伝統的な町家が隙間な…
五條市五條新町は、江戸時代初期から昭和初期にわたる重厚な大型木造町家が東西にまっすぐ連続する、大規模な商家の街並みの構造を留める歴史地区です。
吉野川の緩やかな流れに並行する旧街道の通りには、本瓦葺きで外壁を白漆喰で厚く塗り込めた「見世蔵」や、2階の天井が低い「中二階」形式の伝統的な町家が隙間なく建ち並んでいます。建物の外観を決定づけるのは、道路に面して並ぶ端正な格子戸や、2階部分に設けられた「虫籠窓」、そして火災時の延焼を防ぐために漆喰壁の中に収められた「揚げ戸」の直線構造。大店の敷地は、街道に面した店舗・住居の奥に、太い梁で支えられた通り土間が走り、その先に製品を収めた強固な土蔵や内庭が、当時の狭長な宅地割のまま直線的に配置されています。
旧街道の路面境界には、雨水や生活用水を吉野川へと効率的に排水するために組まれた、素朴な自然石の掘込水路が直に結合して平行に走っています。格子戸の黒い木肌と漆喰壁の面、そして水路の輪郭線が、背後にそびえ立つ近世の「旧国鉄五新線」の巨大なコンクリート高架橋の遺構とも平面的に交差しながら、均一な高さを保って直線的に連続する密度の高い商業空間を形成しています。
基本情報
| 住所 | 〒637-0041奈良県五條市本町2-7-1 |
|---|---|
| アクセス | JR五条駅 ⇒ 徒歩(約15分) |
| 公式サイト | https://www.city.gojo.lg.jp/soshiki/bunka/1_1/2/3122.html |
