湯浅町湯浅

  • 和歌山県湯浅町
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 醸造町
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湯浅町湯浅は、中世の町割りをベースに、醤油や味噌の醸造業を営む大店や職人、網元たちの町家が密集して形成された、国内唯一の醸造町の構造を留める歴史地区です。 目を奪われるのは、醸造業の発展とともに強固に築かれた、黒塗りの重厚な町家や白壁の土蔵の連なりです。建物の外観を特徴づけるのは、通りに面した繊…

湯浅町湯浅は、中世の町割りをベースに、醤油や味噌の醸造業を営む大店や職人、網元たちの町家が密集して形成された、国内唯一の醸造町の構造を留める歴史地区です。

目を奪われるのは、醸造業の発展とともに強固に築かれた、黒塗りの重厚な町家や白壁の土蔵の連なりです。建物の外観を特徴づけるのは、通りに面した繊細な「大格子」や、2階部分に設けられた「しし窓」と呼ばれる小窓、そして泥棒除けや防火のために庇の上に設置された分厚い「幕板」の直線構造です。大店の敷地は、街道に面した店舗の奥に、太い梁で支えられた巨大な醸造蔵や、職人たちの作業場、そして物資を運び入れるための広い通り土間が、当時の宅地割のまま直列に配置されています。

通りから「しょうじ」と呼ばれる狭い路地へ一歩入ると、醤油の原料を運んだ荷車の車輪を保護するための石瓦が、未舗装の地面に規則正しく埋め込まれています。蔵の裏手に目を向ければ、長年の醸造によって黒褐色に染まった杉板壁の傍らに、大正期に組まれた赤煉瓦の頑強な煙突が直立しており、水路を流れる塩分を含んだ川水が、醤油を仕込む巨大な木桶の置かれた床下の石組みを絶え間なく洗い続けています。

基本情報

住所 〒643-0004和歌山県有田郡湯浅町湯浅
アクセス JR湯浅駅 ⇒ 徒歩(約15分)
公式サイト https://www.town.yuasa.wakayama.jp/site/rekishi-bunka/3147.html