萩市平安古地区
- 山口県萩市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 武家町
萩市平安古地区は、城下町の骨格をなす強固な格子状の町割りをベースに、明治期以降の時代の変遷を乗り越えて武家地の構造がそのまま現存する、独自の静謐な佇まいを留める歴史地区です。
旧街道から一歩奥へと入る主要な小路を進むと、そこには近代の喧騒から完全に切り離された、風格ある武家地の空間がどこまでも続…
萩市平安古地区は、城下町の骨格をなす強固な格子状の町割りをベースに、明治期以降の時代の変遷を乗り越えて武家地の構造がそのまま現存する、独自の静謐な佇まいを留める歴史地区です。
旧街道から一歩奥へと入る主要な小路を進むと、そこには近代の喧騒から完全に切り離された、風格ある武家地の空間がどこまでも続いています。通り沿いに美しく連続するのは、土を突き固めて瓦を葺いた「土塀」や、外壁を白漆喰で仕上げた「割長屋門」の重厚な佇まい。この地区の景観を決定づけているのは、明治期に職を失った士族たちが生計を立てるために、かつての広大な武敷の敷地内に植え始めた「夏みかん」の木々です。黒ずんだ土塀の連なりから、たわわに実る黄色い果実と深い緑の葉が頭を覗かせるコントラストが、萩を代表する情緒豊かな風景を形作っています。
見どころは、毛利一門の家老を務めた「児玉家住宅」の遺構や、明治の元勲・田中義一の生誕地などの歴史的建造物群です。長屋門をくぐれば、かつての主屋や、今も夏みかんが育つ広大な庭園が当時の宅地割のまま奥行き深く配置されています。
基本情報
| 住所 | 〒758-0074山口県萩市平安古町 |
|---|---|
| アクセス | JR山陰本線玉江駅 ⇒ 徒歩(約15分) |
