多賀大社

  • 滋賀県多賀町
  • 歴史・文化 | 神社 | 大社
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滋賀県犬上郡多賀町に位置する多賀大社は、古事記の記述に基づき、日本神話の根源である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る全国でも稀有な大社です。伊勢神宮の祭神である天照大御神の両親にあたることから、「伊勢へ七度、熊野へ三度、お多賀さまへは月参り」と謡われ、近世以前から特別…

滋賀県犬上郡多賀町に位置する多賀大社は、古事記の記述に基づき、日本神話の根源である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る全国でも稀有な大社です。伊勢神宮の祭神である天照大御神の両親にあたることから、「伊勢へ七度、熊野へ三度、お多賀さまへは月参り」と謡われ、近世以前から特別な尊崇を受けてきました。

最大の特徴は、鎌倉時代の僧・重源上人の故事に由来する独自の「延命長寿」信仰にあります。東大寺再建の重責を担った重源が、当大社に参拝して寿命を延ばされたという伝承は、後に武家から庶民まで広く浸透しました。境内にはその感謝として奉納された「石の長寿箸」や、豊臣秀吉が母の病気平癒を祈願して寄進したとされる、急勾配が特徴的な「太閤橋(石造そり橋)」が今もその信仰の厚さを物語っています。

建築面では、三間社流造の本殿を中心に、重厚な権現造の拝殿が建ち並び、神仏習合時代の面影を残す「奥書院」の庭園は、国の名勝に指定されています。また、当大社の御神紋である「虫食い折敷に三升」にちなみ、お供えの飯を盛る器として「お多賀杓子(おたがじゃくし)」が授与される独特の風習もあり、これが現在の「お玉杓子」の語源になったとも言われています。神話の時代から続く壮大な家系図の頂点に立つ社として、日本の歴史の深層を感じさせる威厳に満ちた神域です。

基本情報

開催時間 【参拝】 24時間 【授与所・御朱印】 9:00~16:00
開催日 なし
住所 〒522-0341滋賀県犬上郡多賀町多賀604
アクセス 近江鉄道「多賀大社前」駅より徒歩10分
公式サイト https://www.tagataisya.or.jp/