室戸市吉良川町

  • 高知県室戸市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 在郷町
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室戸市吉良川町は、太平洋から吹き付ける大型の台風や猛烈な季節風、そして激しい塩害を伴う外洋の過酷な自然環境に対応しながら、炭商や網元たちの町家が密集して形成された、独自の防風・防潮構造を持つ港湾商業都市の遺構です。 東西を貫く旧土佐東街道の通りには、白漆喰を幾重にも塗り重ねた「水切り瓦」を持つ重…

室戸市吉良川町は、太平洋から吹き付ける大型の台風や猛烈な季節風、そして激しい塩害を伴う外洋の過酷な自然環境に対応しながら、炭商や網元たちの町家が密集して形成された、独自の防風・防潮構造を持つ港湾商業都市の遺構です。

東西を貫く旧土佐東街道の通りには、白漆喰を幾重にも塗り重ねた「水切り瓦」を持つ重厚な木造町家や、土蔵が連続して建ち並んでいます。建物の外観を構成するのは、壁面から階段状に幾重にも突き出た小さな瓦の庇であり、激しい風雨が直接漆喰壁を濡らすのを防ぐための独特の直線構造。大店の敷地は、街道に面した店舗の奥に、太い梁で支えられた炭蔵や住居、そして物資を運び入れるための広い通り土間が、当時の宅地割のまま直列に配置されています。

通りから「いしぐろ」と呼ばれる細い路地へ入ると、海岸から運ばれた丸石を美しく強固に積み上げた防風石垣が、民家の敷地を囲うようにそびえ立っています。蔵の周囲には、漆喰の白と対比を描く「なまこ壁」の平坦な表面が直立しており、路地を流れる素朴な水路の水が、炭を運んだ荷車の車輪が通った平らな石畳や、石垣の頑丈な基礎の根元を絶え間なく洗い続けています。

基本情報

住所 〒781-6832高知県室戸市吉良川町甲
アクセス 土佐くろしお鉄道奈半利駅 ⇒ 高知東部交通バス室戸世界ジオパークセンター行(約22分) ⇒ 吉良川学校通下車 ⇒ 徒歩(約3分)
公式サイト https://www.city.muroto.kochi.jp/pages/page2386.php