朝倉市秋月

  • 福岡県朝倉市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 城下町
写真
写真
写真
写真
朝倉市秋月は、三方を峻険な山々に囲まれた天然の要害であり、中世の古城跡をベースに整備された武家屋敷地や町人地、そして各所に配された寺社が自然地形と美しく調和する、「筑前の小京都」と称される麗しい城下町です。 山麓の秋月城跡へとまっすぐに延びる「杉の馬場」と呼ばれる広大な通りや、そこから格子状に分…

朝倉市秋月は、三方を峻険な山々に囲まれた天然の要害であり、中世の古城跡をベースに整備された武家屋敷地や町人地、そして各所に配された寺社が自然地形と美しく調和する、「筑前の小京都」と称される麗しい城下町です。

山麓の秋月城跡へとまっすぐに延びる「杉の馬場」と呼ばれる広大な通りや、そこから格子状に分岐する小路へ入ると、近代の喧騒を感じさせない、静謐で格式高い空間が広がっています。通りを歩く旅人の目を奪うのは、道路沿いに美しく連続する土塀や、下見板張りの力強い門の佇まい。特に、激しい風雨や厳しい冬の気候から建物を守るために、瓦の継ぎ目を白漆喰で強固に盛り固めた「海まこ壁」の端正な格子模様が各所に顔を覗かせ、往時の高い美意識を教えてくれます。

見どころは、かつて大手門として使われ、現在は垂裕神社の参道に建つ重厚な「黒門」や、御館の勝手口であった「長屋門」の堂々たる遺構です。豊かな山林から流れ出る清らかな水が、武家地を縁取る石組みの掘込水路をせせらぎとなって満たしており、使い込まれた門扉の渋い木肌や、各屋敷の庭園を彩る四季折々の自然の色彩とともに、かつてこの地を誇り高く生きた武士たちの息遣いを現代に伝えてくれます。

基本情報

住所 〒838-0011福岡県朝倉市秋月野鳥
アクセス 甘木鉄道甘木駅 ⇒ 甘木観光バス野鳥行・だんごあん行(約18分) ⇒ 秋月下車 ⇒ 徒歩(約2分)