日田市豆田町
- 大分県日田市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 商家町
日田市豆田町は、江戸時代初期に築かれた城下町の強固な格子状の町割りをベースに、莫大な富を蓄積した掛屋や酒蔵の白壁の建造物が高度な密度で連続する、九州随一の富商の街並みの構造を留める歴史地区です。
花月川の緩やかな流れに並行する御幸通りや上町通り、そしてそれらを直線的に結ぶ細い路地沿いには、本瓦葺…
日田市豆田町は、江戸時代初期に築かれた城下町の強固な格子状の町割りをベースに、莫大な富を蓄積した掛屋や酒蔵の白壁の建造物が高度な密度で連続する、九州随一の富商の街並みの構造を留める歴史地区です。
花月川の緩やかな流れに並行する御幸通りや上町通り、そしてそれらを直線的に結ぶ細い路地沿いには、本瓦葺きで外壁を白漆喰で厚く塗り込めた「見世蔵」や、3階建てに見えるほど高い「中二階」形式の木造町家が隙間なく建ち並んでいます。景観は、道路に面して並ぶ端正な格子戸や、2階部分に設けられた「虫籠窓」、そして火災時の延焼を防ぐために漆喰壁の中に収められた「揚げ戸」の直線構造。大店の敷地は、街道に面した店舗・住居の奥に、太い梁で支えられた通り土間が走り、その先に製品を収めた強固な土蔵や内庭が、当時の狭長な宅地割のまま直線的に配置されています。
主要な通りの両端には、花月川や山肌からの湧水を効率的に各戸へ導く、素朴な自然石で組まれた掘込水路が道路と直に結合して平行に走っています。使い込まれた格子戸の黒い木肌と漆喰壁の面、そして水路の輪郭線が、周囲の山並みを背景に、均一な高さを保って直線的に連続する密度の高い商業空間を形成しています。
基本情報
| 住所 | 〒877-0005大分県日田市豆田町 |
|---|---|
| アクセス | JR日田駅 ⇒ 徒歩(約17分) |
| 公式サイト | https://www.city.hita.oita.jp/soshiki/29/2428.html |
