梅宮大社
- 京都府京都市
- 歴史・文化 | 神社 | 大社
京都市右京区に鎮座する梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、平安時代の四姓(源平藤橘)の一つに数えられる名門・橘氏の氏神として知られる古社です。奈良時代以前に創祀され、平安遷都に伴い現在地へと遷座した歴史を持ち、京都でも屈指の由緒を誇ります。
最大の特徴は、独自の「酒造」と「安産」の信仰にあります。…
京都市右京区に鎮座する梅宮大社(うめのみやたいしゃ)は、平安時代の四姓(源平藤橘)の一つに数えられる名門・橘氏の氏神として知られる古社です。奈良時代以前に創祀され、平安遷都に伴い現在地へと遷座した歴史を持ち、京都でも屈指の由緒を誇ります。
最大の特徴は、独自の「酒造」と「安産」の信仰にあります。主祭神である酒解神(さかとけのかみ)は、木花咲耶姫の父神であり、神話において娘の安産を祝って初めて酒を造ったとされていることから、日本最古級の酒造神として崇敬されています。境内には全国の蔵元から奉納された酒樽が並び、醸造の無事を祈る人々の熱い信仰を今に伝えています。また、嵯峨天皇の妃である壇上皇后(橘嘉智子)が、当社の石を跨いで世継ぎを授かったという伝説から、「又げ石」が安産の守護として大切に守られてきました。祈願者が実際に石を跨ぐという具体的な祭祀形態が、今なお多くの参拝者を惹きつけています。
さらに、社名が示す通り「梅」の名所としての美しさも格別です。広大な神苑には、約35種450本に及ぶ梅が植えられ、早咲きから遅咲きまで長い期間にわたって香り高い風景を楽しむことができます。梅だけでなく、カキツバタや花菖蒲、紫陽花など、四季折々の花が池を囲む回遊式庭園は、王朝文化の面影を残す優美な空間です。神話時代からの酒造の伝統と、宮廷ゆかりの雅やかな風情が重なり合う、西嵯峨の隠れた名社です。
基本情報
| 開催時間 | 【参拝】 9:00~17:00 【授与所・御朱印】 9:30~16:30 |
|---|---|
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒615-0921.京都府京都市右京区梅津フケノ川町30 |
| アクセス | 阪急電車嵐山線「松尾大社」より徒歩約15分 市バス「梅宮大社前」より徒歩約3分 |
| 公式サイト | http://www.umenomiya.or.jp/index2.html |
