武田氏館(躑躅ヶ崎館)
- 山梨県甲府市
- 歴史・文化 | 城郭 | 100名城
武田氏館は永正16年(1519年)、武田信虎が石和から拠点を移して築いた居館であり、その後は信玄、勝頼へと至る武田三代が信濃や駿河へと勢力を拡大する大進撃の司令部として、天正9年(1581年)に新府城へ移るまで機能した、別名「躑躅ヶ崎館」の名で広く知られる中世の居館跡です。
城郭の特徴は、近世の…
武田氏館は永正16年(1519年)、武田信虎が石和から拠点を移して築いた居館であり、その後は信玄、勝頼へと至る武田三代が信濃や駿河へと勢力を拡大する大進撃の司令部として、天正9年(1581年)に新府城へ移るまで機能した、別名「躑躅ヶ崎館」の名で広く知られる中世の居館跡です。
城郭の特徴は、近世の天守や高石垣を持たず、東西約200メートル、南北約190メートルの「方形」に組まれた「高大な土塁」と「水堀」で周囲を強固に囲んだ構造にあります。武田信玄の「人は城、人は石垣、人は堀」という言葉の通り、華美な建造物に頼らず、大地を彫り込んだ二重の水堀と、泥土を頑強に盛り上げた土塁の防衛線によって、敵兵の進入を物理的に遮断する実戦的な設計を現代に伝えています。背後の要害山城と一体となり、平時は居館、有事は山城へ籠るという、戦国大名武田氏の軍事思想の全貌を留めています。
大正時代に居館跡に創建された「武田神社」の境内として整備されており、敷地内には、当時のまま水を湛える内堀や、武骨な土塁の断片が見られます。
基本情報
| 種別 | 平城 |
|---|---|
| 起源・創始 | 永正16年(1519) |
| 開催時間 | <武田氏館 境内> 24時間 <武田神社 宝物殿> 9:30〜16:00 |
| 開催日 | <武田氏館 境内> なし <武田神社 宝物殿> ・毎週水曜日(ただし水曜日が祝日の場合は開館、翌木曜日が休館となる場合あり) ・年末年始に1週間程度休む場合あり |
| 住所 | 〒400-0014山梨県甲府市古府中町2611 |
| アクセス | JR甲府駅北口 ⇒ 山梨交通バス武田神社行(約8分) ⇒ 武田神社下車すぐ |
| 公式サイト | http://www.takedajinja.or.jp/4_homotsu.html |
