浦和のうなぎ

  • 埼玉県さいたま市浦和区
  • グルメ | 魚介
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埼玉県の「浦和のうなぎ」は、紀州備長炭でじっくりと焼き上げる伝統の職人技と、江戸時代から脈々と継承されてきた秘伝のタレが織りなす、驚くほどふっくらとした柔らかな質感と奥深い芳香が魅力の格式高い郷土至宝です。 注文を受けてから生魚を捌き、蒸しを入れてから焼き上げる「江戸前」の技法が極限まで洗練させ…

埼玉県の「浦和のうなぎ」は、紀州備長炭でじっくりと焼き上げる伝統の職人技と、江戸時代から脈々と継承されてきた秘伝のタレが織りなす、驚くほどふっくらとした柔らかな質感と奥深い芳香が魅力の格式高い郷土至宝です。

注文を受けてから生魚を捌き、蒸しを入れてから焼き上げる「江戸前」の技法が極限まで洗練させています。熟練の職人が鰻の絶妙な脂の乗り具合を見極め、うちわで炭火を巧みに操りながら、余分な脂を落として旨味を内側へと凝縮させます。これをお店ごとに何十年、何百年と継ぎ足されてきた、甘さを抑えキリッと醤油を効かせた秘伝のタレに何度も潜らせ、飴色の美しい照りが出るまで丹念に焼き上げます。

お重の蓋を開けると、漆黒の器の中に大ぶりの蒲焼きが堂々と敷き詰められ、炭火焼きならではの香ばしい焦げ目から、芳醇で深い香りが湯気となって一気に立ち上ります。箸を入れれば、力を入れずとも崩れるほど身はどこまでも柔らかく、炊きたての白米とともに口に含めば、表面の香ばしさの奥から、とろけるような極上の脂の甘みがジュワリと広がります。

発祥

江戸時代、浦和周辺は多くの沼地や河川が広がる水郷地帯でした。そこでは良質な天然のうなぎがたくさん獲れました。中山道の宿場町として栄えていた浦和宿で、長旅に疲れた旅人たちにうなぎを振る舞ったところ、その美味しさが口コミで広がり、名物として定着していきました。