はかりめ丼

  • 千葉県富津市
  • グルメ | ご飯もの | 丼・重箱
  • 旬:5~7月頃
準備中
千葉県の「はかりめ丼」は、細長い体に等間隔の斑点を持つ穴子の姿を、かつて商人たちが使っていた棒秤(はかりめ)に見立てて名付けられた、漁師町ならではの粋なご当地丼です。 富津沖の東京湾は、砂泥地が広がる絶好の漁場であり、ここで捕れる「江戸前穴子」は身が引き締まり、しつこさのない上質な脂を蓄えている…

千葉県の「はかりめ丼」は、細長い体に等間隔の斑点を持つ穴子の姿を、かつて商人たちが使っていた棒秤(はかりめ)に見立てて名付けられた、漁師町ならではの粋なご当地丼です。

富津沖の東京湾は、砂泥地が広がる絶好の漁場であり、ここで捕れる「江戸前穴子」は身が引き締まり、しつこさのない上質な脂を蓄えていることで市場でも高く評価されています。仕入れた新鮮な穴子を素早く開き、醤油、砂糖、みりん、そして穴子の骨から引いた濃密な出汁を合わせた特製のタレでじっくりと煮上げていきます。職人が絶妙な火加減を保ちながら煮込むことで、タレが繊維の奥まで均一に染み込み、全体が美しい琥珀色の照りを放ちます。

蓋を開けると、丼の白米を覆い尽くすように敷き詰められた大ぶりの煮穴子から、甘辛いタレの芳醇な匂いが湯気とともに立ち上ります。一切れを持ち上げて口へ運べば、驚くほどふっくらとした肉厚な身が、お口の熱でなめらかに解けていきます。噛むたびに穴子本来の上品な旨味と、何年も引き継がれてきたタレの深いコクが溢れ出し、タレの染みた炊きたてのご飯と混ざり合います。

発祥

2007年に富津市商工会が富津の穴子を広めようと企画され、考案されました。