サザエカレー
- 千葉県南房総市、館山市
- グルメ | ご飯もの | カレー
- 旬:4〜8月頃
千葉県の「サザエカレー」は、高価な肉の代わりに身近で獲れるサザエを丸ごと贅沢に使用し、磯の芳醇な風味とスパイシーな辛みが絶妙に溶け合う、漁師町ならではの豪快なご当地カレーです。
この料理の個性を決定づけるのは、主役となるサザエの贅沢な仕込みにあります。殻から取り出した新鮮なサザエの身を、職人はゴ…
千葉県の「サザエカレー」は、高価な肉の代わりに身近で獲れるサザエを丸ごと贅沢に使用し、磯の芳醇な風味とスパイシーな辛みが絶妙に溶け合う、漁師町ならではの豪快なご当地カレーです。
この料理の個性を決定づけるのは、主役となるサザエの贅沢な仕込みにあります。殻から取り出した新鮮なサザエの身を、職人はゴロゴロとした存在感が残る絶妙な大きさに切り分け、じっくりと下茹でします。これにより、独特の力強い歯ごたえを残しながらも、ルーと馴染む柔らかさへと仕上がります。さらに、サザエの肝(内臓)を細かく刻んで隠し味としてルーにしっかりと溶かし込むことで、一般的なカレーにはない、海の奥深いコクとほろ苦さが引き出されます。
お皿に盛り付けられた一皿からは、スパイスの爽快な刺激とともに、磯の香ばしい匂いが湯気となって立ち上ります。スプーンでルーをご飯とともに口へ運べば、最初は慣れ親しんだカレーの辛みが広がり、直後を追うようにサザエの濃密な旨味が押し寄せます。大きめの身を噛み締めれば、コリコリとした小気味よい食感とともに、噛むほどにみずみずしい上品な甘みが溢れ出します。
発祥
海女漁が盛んな地域では、売り物にならない小ぶりなサザエや、殻が割れてしまったものが日常的に家庭の食卓に並んでいました。お肉が高級品だった時代に、カレーにサザエを入れたのが始まり。
