朴葉味噌
- 岐阜県飛騨地方
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素朴な卓上コンロの上に大ぶりの朴(ほう)の葉が敷かれ、その上で自家製の合わせ味噌がパチパチと音を立てて煮詰まる「朴葉味噌」は、飛騨高山の厳しい冬を乗り切る生活の知恵から生まれた、おもてなしの心あふれる伝統の郷土料理です。
特徴は、枯れても燃えにくい頑丈な朴の葉を天然のフライパンとして使い、お味噌…
素朴な卓上コンロの上に大ぶりの朴(ほう)の葉が敷かれ、その上で自家製の合わせ味噌がパチパチと音を立てて煮詰まる「朴葉味噌」は、飛騨高山の厳しい冬を乗り切る生活の知恵から生まれた、おもてなしの心あふれる伝統の郷土料理です。
特徴は、枯れても燃えにくい頑丈な朴の葉を天然のフライパンとして使い、お味噌に独特の風味を移す「薫香の美学」にあります。主役となる味噌には、地元の豊かな気候が育んだ深みのある大豆の麦味噌や米味噌が使われ、そこに職人がみりんや酒、香ばしいすりゴマなどを絶妙な塩梅で練り込みます。お味噌の上には、山の恵みである肉厚な椎茸や飛騨ネギ、さらには贅沢な飛騨牛の細切れなどが美しく盛られ、葉の上で一体となって加熱されていきます。
コンロに火が灯り、味噌がじわじわと沸き立つと、朴の葉ならではの、お茶や深い森を思わせる清々しい香りと、焦げたお味噌の香ばしい匂いが湯気とともに一気に立ち上り、食欲を激しく刺激します。お箸でお肉やネギをご飯にのせて口へ運べば、とろりとした味噌の重厚なコクと塩気が、熱々の白米の甘みをダイレクトに引き立てます。
