天むす
- 愛知県名古屋市
- グルメ | ご飯もの | おにぎり
竹皮を模した包みを開けると、小ぶりな白いおむすびの頂から、香ばしく揚がったエビ天の尾がちょこんと顔を覗かせる「天むす」は、名古屋の街を中心に親しまれ、今や全国にその名を知られるお弁当の定番にして至高のご馳走です。
魅力は、親指と人差し指でつまめるほどの小さな世界の中に凝縮された、衣とご飯の絶妙な…
竹皮を模した包みを開けると、小ぶりな白いおむすびの頂から、香ばしく揚がったエビ天の尾がちょこんと顔を覗かせる「天むす」は、名古屋の街を中心に親しまれ、今や全国にその名を知られるお弁当の定番にして至高のご馳走です。
魅力は、親指と人差し指でつまめるほどの小さな世界の中に凝縮された、衣とご飯の絶妙な塩梅にあります。主役となるエビ天は、ぷりっとした新鮮なエビを、冷めてもサクサクとした質感を保つ特製の衣でカラリと揚げたものです。この揚げたてのエビ天を、醤油やみりん、出汁を絶妙にブレンドした秘伝の甘辛いタレにどっぷりと潜らせ、炊きたてのご飯でふんわりと優しく包み込みます。お米の一粒一粒がエビの旨味とタレのコクをほどよく吸い込み、一体感を放ちます。
包みから一つをそっとつまんで口へ運べば、海苔の心地よい磯の香りの直後、お米のふっくらとした柔らかさと衣の香ばしさが重なります。噛み締めるたびに、エビのぷりぷりとした力強い弾力と濃厚な甘みが弾け、タレの塩気がご飯の美味しさをダイレクトに引き立てます。
発祥
天むすに惚れ込んだ藤森時計店の夫婦が三重の「千寿」に何度も通いつめ、暖簾分けを許され、1981年に大須で開店したところ、テレビ番組や芸能人の楽屋差し入れとして注目を集め、一気に全国区の知名度を獲得しました。
