燕三条背脂ラーメン

  • 新潟県燕市
  • グルメ | 麺類 | ラーメン
写真
写真
写真
写真
器の表面を埋め尽くすように敷き詰められた、まるで真っ白な雪景色を思わせる大量の背脂。その隙間から、極太の麺と漆黒のスープが顔を覗かせ、中央には刻んだ玉ねぎがこんもりと盛られている。金属加工の街として知られる新潟県の燕市と三条市で、職人たちの過酷な労働を支えるスタミナ食として誕生した、強烈な個性を放…

器の表面を埋め尽くすように敷き詰められた、まるで真っ白な雪景色を思わせる大量の背脂。その隙間から、極太の麺と漆黒のスープが顔を覗かせ、中央には刻んだ玉ねぎがこんもりと盛られている。金属加工の街として知られる新潟県の燕市と三条市で、職人たちの過酷な労働を支えるスタミナ食として誕生した、強烈な個性を放つ一杯が「燕三条背脂ラーメン」です。

このラーメンの仕立ては、工場で働く職人たちのために「出前をしてもスープが冷めないように、かつ力強い塩気を」という現場の必要性から生まれました。煮干しや昆布などの魚介だしをベースに、豚骨の旨味と特産の濃口醤油をガツンと利かせたスープを作り、その上にたっぷりの豚の背脂をチャッチャと振りかけます。この分厚い脂の層が強力なフタの役割を果たし、最後まで熱々の状態を保ち続けます。

目の前に運ばれてくると、背脂のまろやかな甘い香りと、煮干しのガツンとした力強い匂いが湯気とともに一気に立ち上り、食欲を激しく揺さぶります。うどんのように太い自家製の極太ちぢれ麺を箸で引き揚げて啜れば、ワシワシとした力強い歯ごたえとともに、スープの強烈な塩気と背脂の濃厚なコクが完璧に絡みつきます。

発祥

1930年代、燕市にある「杭州飯店」の前身である「福来亭」の初代店主が金属加工業が最盛期で、多くの職人たちの要望に応えるために考案しました。