かき氷

  • 奈良県奈良市
  • グルメ | デザート・菓子・餅
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広大な盆地を囲む大和の山々に抱かれ、氷の神様を祀る「氷室神社」が鎮座する奈良の地において、純度の高い銘水と職人の精緻な削りの技が融合することで生まれた、新たな夏の風物詩が「かき氷」です。 この甘味は、時間をかけてゆっくりと凍らせることで雑味を一切排除した、純度の高い「純氷」を主役に据えて作られま…

広大な盆地を囲む大和の山々に抱かれ、氷の神様を祀る「氷室神社」が鎮座する奈良の地において、純度の高い銘水と職人の精緻な削りの技が融合することで生まれた、新たな夏の風物詩が「かき氷」です。

この甘味は、時間をかけてゆっくりと凍らせることで雑味を一切排除した、純度の高い「純氷」を主役に据えて作られます。職人が氷の温度を巧みに管理し、カンナで削るようにして薄く繊細に仕上げることで、器の中には空気を含んだ羽毛のように極上の氷の層が形作られます。そこへ、奈良特有の「古都華」などのブランド苺を用いた自家製シロップや、まろやかなエスプーマ(泡状のクリーム)を合わせることで、モダンな一杯が完成します。

目の前に芸術品のように美しく盛り付けられた大ぶりの氷が運ばれてくると、フルーツの瑞々しい香りと、ミルクの優しい薫りがふんわりと漂います。スプーンをそっと差し込んで口へと運ぶと、ひんやりとしたなめらかな肌触りのあと、お口の中の体温で雪のようにふんわりと消えていく、驚くほど軽快な口溶けを体感します。頭にキーンと響かない優しい冷たさのなかで、シロップの濃厚な甘みとお砂糖のまろやかなコクが綺麗に重なり合います。

発祥

元明天皇の詔により、710年に氷の神様を祀る氷室神社が創建されました。氷室が設置され、夏に平城宮にその貴重な氷を献上するという儀式が行われていました。