バッテラ
- 大阪府大阪市
- グルメ | ご飯もの | 寿司
酢締めにされた鯖の薄切りと半透明の白板昆布を酢飯に重ね、長方形の木型で美しく押し固めて仕立てられる大阪発祥の伝統的な押し寿司が「バッテラ」です。
この料理は、塩とお酢で絶妙に締められた鯖を主役に据え、関西風のやや甘めに仕立てたシャリの上に薄く削ぎ落として乗せることから始まります。最大の特徴は、鯖…
酢締めにされた鯖の薄切りと半透明の白板昆布を酢飯に重ね、長方形の木型で美しく押し固めて仕立てられる大阪発祥の伝統的な押し寿司が「バッテラ」です。
この料理は、塩とお酢で絶妙に締められた鯖を主役に据え、関西風のやや甘めに仕立てたシャリの上に薄く削ぎ落として乗せることから始まります。最大の特徴は、鯖の表面を覆う「白板昆布」の存在にあります。甘酢で柔らかく煮込まれた薄い昆布を重ねて木型で一気に押し固めることで、鯖の持つ豊かな脂分と、昆布の持つ濃厚な旨味成分が米粒の隙間までじっくりと浸透し、角の取れたまろやかな一体感が完成します。
木型から抜かれ、一口大の端正な一連に切り分けられて並ぶと、昆布越しに鯖の銀色の肌が青く透き通り、お酢の爽やかな香りが周囲にふんわりと漂います。一切れを手にとって口に含むと、昆布のねっとりとした滑らかな質感がシャリのしっとりとした硬さに馴染み、薄く引かれた鯖の繊細な弾力が重なります。昆布のまろやかなコクと鯖のジューシーな旨味が、お酢の心地よい酸っぱさによって上品に引き締まり、シャリの甘みが全体を優しく包み込みます。
発祥
1891年に「寿司常」が考案しました。誕生当初のバッテラはコノシロという魚を使っていました。コノシロの価格が高騰した際に、より安価で身が厚く、脂の乗った鯖が使われるようになりました。
