あご野焼き

  • 島根県松江市、出雲市
  • グルメ | 魚介
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島根県の夏の訪れを告げる伝統的な郷土の味が、初夏に日本海へやってくるトビウオを主原料にした巨大なちくわ「あご野焼き」です。出雲地方ではトビウオのことを「あご」と呼びます。 魅力は、トビウオ特有のすっきりとした上品な旨味と、すり身を炭火で豪快に焼き上げることで生まれる独特の香ばしさにあります。新鮮…

島根県の夏の訪れを告げる伝統的な郷土の味が、初夏に日本海へやってくるトビウオを主原料にした巨大なちくわ「あご野焼き」です。出雲地方ではトビウオのことを「あご」と呼びます。

魅力は、トビウオ特有のすっきりとした上品な旨味と、すり身を炭火で豪快に焼き上げることで生まれる独特の香ばしさにあります。新鮮なトビウオの身を丁寧にすり潰し、地元の伝統的な日本酒やみりん、塩を加えて粘り気が出るまでしっかりとしなえます。これを太い金属製の芯棒に厚く巻き付け、回転させながら炭火の直火でじっくりと焼き上げます。表面が綺麗なきつね色に焦げ付き、熱が通るにつれてすり身の水分がギュッと凝縮され、外側はパリッと、内側は驚くほど弾力のある質感に仕上がります。

焼き立ての芯棒を抜いて厚めに輪切りにし、そのままひと口食べると、前歯を押し返すようなプリプリとした力強い歯ごたえが弾けます。噛むほどに、上品な白身魚のコクと地酒のほのかな甘みが口の中に広がり、鼻からは炭火の香ばしい薫りが抜けていきます。わさび醤油を少しつけるだけで旨味がさらに引き締まり、すっきりとした味わいのため、いくらでも食べ進めることができます。