呉細うどん
- 広島県呉市
- グルメ | 麺類 | うどん
港町として栄える呉市の中心部や、レトロな佇まいの専門店、駅前の立ち食いスタンドなどで、日常の味として圧倒的な人気を誇るのが「呉細うどん」です。
目の前に運ばれてきた器からは、いりこや昆布の香ばしい匂いとともに、お醤油の優しい香りが湯気にのって広がります。特徴は、直径がわずか数ミリほどしかない、素…
港町として栄える呉市の中心部や、レトロな佇まいの専門店、駅前の立ち食いスタンドなどで、日常の味として圧倒的な人気を誇るのが「呉細うどん」です。
目の前に運ばれてきた器からは、いりこや昆布の香ばしい匂いとともに、お醤油の優しい香りが湯気にのって広がります。特徴は、直径がわずか数ミリほどしかない、素麺を一回り太くしたような独特の細麺にあります。水分をたっぷりと含んだこの細麺は、茹で時間が驚くほど短く、注文を受けてから瞬時に提供されます。合わせるおつゆは、瀬戸内海で獲れるいりこや薄口醤油をベースに時間をかけて丁寧に引いた、透き通った関西風のお出汁です。
お箸で細麺をひと口分すくい、お出汁と一緒に口へ運ぶと、口の中で和の旨味が綺麗に弾けます。細麺はお出汁を表面にたっぷりとまとい、噛む必要がないほどツルツルと滑らかに、心地よく喉へと滑り込みます。ひと口すするごとに、いりこの上品なコクとすっきりとした塩気がお米のように素朴な小麦の甘みを引き立てます。トッピングされた定番の丸い「がんす(魚肉練り製品のフライ)」や、とろろ昆布のジューシーな旨味が、お出汁の優しさにさらなる深みを与えてくれます。
発祥
明治時代に国内最大規模の軍の工場が建設され、全国から労働者が集まる巨大な軍港都市となりました。少しでも早く茹で上がり、短時間で提供できるようにと、麺を極限まで細くしたのが始まりと言われています。
