芋たき
- 愛媛県大洲市
- グルメ | 鍋・おでん
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中秋の名月を眺めながら親睦を深める宴席から始まった「芋たき」は、特産の里芋を主役に、地元の鶏肉や季節の野菜を大きな鍋でじっくりと煮込む、愛媛の秋の風物詩を代表する至高の鍋グルメです。
味の個性は、鶏ガラや昆布から丁寧に取った出汁に、愛媛独特の甘みのある醤油やみりん、砂糖を加えた、まろやかなコクの…
中秋の名月を眺めながら親睦を深める宴席から始まった「芋たき」は、特産の里芋を主役に、地元の鶏肉や季節の野菜を大きな鍋でじっくりと煮込む、愛媛の秋の風物詩を代表する至高の鍋グルメです。
味の個性は、鶏ガラや昆布から丁寧に取った出汁に、愛媛独特の甘みのある醤油やみりん、砂糖を加えた、まろやかなコクのあるスープです。このお出汁で、驚くほど粘り気があり、きめ細やかな質感を持つ名産の里芋(夏芋)を主役に、鶏肉、こんにゃく、椎茸、そして地域によっては油揚げやタコなどを贅沢に煮込みます。時間をかけてじっくりと火を通すことで、具材それぞれの旨味がお互いの奥深さを引き立て合います。
器にたっぷりと盛り付け、お箸で主役の里芋をそっと切り分けて口へ運ぶと、豊かな味わいが迎えてくれます。主役の里芋は、外側は形を保ちながらも、中はねっとりと柔らかく、噛むほどに凝縮された上品な甘みがスープの塩気と同調します。鶏肉から染み出た豊かな脂のコクが、甘めのお出汁にさらなる深みを与え、椎茸の瑞々しい食感が出汁の旨味をより鮮烈に伝えます。具材の旨味が溶け込んだスープは、最後の一滴まで体に染み渡るような優しい満足感を与えてくれます。
発祥
江戸時代、大洲市の伝統行事であるお籠りで人々が集まる際に、それぞれが自宅の畑で獲れた自慢の里芋を持ち寄り、大きな鍋で一緒に炊いて食べたのが始まりとされています。
