地獄蒸し料理
- 大分県別府市
- グルメ | 食事様式・文化
大分の「地獄蒸し料理」は、別府市の鉄輪温泉をはじめとする湯けむり立ち上る温泉街に古くから伝わり、地球の圧倒的なエネルギーを五感で味わうことができる、東九州を代表するご当地グルメです。
摂氏百度を超える地熱の温泉噴気を利用し、木製の蒸し釜の中に地元の新鮮な食材を投入して、高温の蒸気で一気に加熱する…
大分の「地獄蒸し料理」は、別府市の鉄輪温泉をはじめとする湯けむり立ち上る温泉街に古くから伝わり、地球の圧倒的なエネルギーを五感で味わうことができる、東九州を代表するご当地グルメです。
摂氏百度を超える地熱の温泉噴気を利用し、木製の蒸し釜の中に地元の新鮮な食材を投入して、高温の蒸気で一気に加熱する調理法に特徴があります。釜の蓋を開けた瞬間に広がる真っ白な湯気と硫黄のほのかな香りに包まれながら、エビやカニ、お肉や色鮮やかな季節の野菜が目の前で劇的に蒸し上がっていく光景は、現地を訪れる旅行者にとって食事の時間を格別の高揚感で満たしてくれます。
蒸し立ての熱々を口に運べば、温泉成分に含まれる塩分が食材の表面を優しく包み込み、調味料をほとんど使わずとも、素材が持つ本来の力強い甘みと奥深い旨味が極限まで引き出されていることに驚かされます。お肉は余分な脂が落ちて驚くほどヘルシーで柔らかな口当たりとなり、根菜類はホクホクとした至高の食感へと変化します。大分特産の爽やかなかぼすポン酢を少しつけて味わえば、素材の濃厚なコクが引き締まり、最後の一口まで飽きることなくそのジューシーな味わいを堪能できます。
