一文字ぐるぐる

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  • グルメ | 野菜・豆腐
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「一文字ぐるぐる」は、ワケギに似た独特の細い青ネギの一種である「一文字」をサッと茹で、冷水にさらした後に根元を軸にして白い部分から緑の葉の部分を巻き付け、酢味噌を添えて味わう郷土の料理です。 春先に収穫の最盛期を迎える一文字は、一本ずつ手作業で丁寧に泥や外皮を剥ぎ、沸騰した湯の中に根元から時間差…

「一文字ぐるぐる」は、ワケギに似た独特の細い青ネギの一種である「一文字」をサッと茹で、冷水にさらした後に根元を軸にして白い部分から緑の葉の部分を巻き付け、酢味噌を添えて味わう郷土の料理です。

春先に収穫の最盛期を迎える一文字は、一本ずつ手作業で丁寧に泥や外皮を剥ぎ、沸騰した湯の中に根元から時間差で投入して絶妙な柔らかさに茹で上げられます。平らな皿の上に、ぐるぐると綺麗に巻かれた緑鮮やかな塊が並ぶ外観は非常に愛らしく、視覚的にも清涼感をもたらします。熊本の居酒屋や小料理屋、家庭の食卓では、手軽に作れる定番の酒の肴やおつまみとして広く親しまれています。

箸で小振りの一玉を摘んで口に運べば、丁寧に巻かれたネギの層が口の中で一気にほどけ、茹でることで引き出された特有のシャキシャキとした小気味よい歯ごたえが弾けます。噛み締めるたびに、一文字が持つ特有の爽やかな辛みと、熱を通したことで生まれた瑞々しい自然な甘みが溢れ出し、添えられた白味噌ベースの甘酸っぱい酢味噌のコクと完璧に融合します。酢味噌の適度な塩気と酸味がネギの風味を鮮やかに引き立て、後味を驚くほどすっきりとまとめてくれます。

発祥

江戸時代後期、熊本藩の財政立て直しのために出された「倹約令」の中、美味しい酒の肴として考案されました。