海ぶどう
- 沖縄県糸満市、恩納村、久米島
- グルメ | 魚介
- 旬:4〜5月頃、10〜11月頃
「海ぶどう」は、沖縄の温暖で清らかな浅海に生息するクビレズタという緑藻類の一種であり、その姿が葡萄の房に酷似していることから名付けられた特産の海藻料理です。
一本の茎に緑色の小さな球状の葉が隙間なくびっしりと実る独特の形状をしており、人工的な加熱を一切行わず、獲れたての鮮度を保ったまま生の状態で…
「海ぶどう」は、沖縄の温暖で清らかな浅海に生息するクビレズタという緑藻類の一種であり、その姿が葡萄の房に酷似していることから名付けられた特産の海藻料理です。
一本の茎に緑色の小さな球状の葉が隙間なくびっしりと実る独特の形状をしており、人工的な加熱を一切行わず、獲れたての鮮度を保ったまま生の状態で食卓に供されます。小鉢に盛り付けられて目の前に運ばれてくるその姿は、南国の海のエメラルドグリーンをそのまま映し出したかのように瑞々しく輝いており、宝石のように美しい透明感が食べる人の興味を惹きつけます。極端な寒さや暑さに弱いため、冷蔵庫には入れずに常温で管理するという繊細な性質を持ち、海の恵みをそのままお皿へと移した自然美が魅力です。
一房を箸でそっと持ち上げて口へと運べば、一粒一粒の表面が前歯の隙間でパチンと弾ける、独自の圧倒的なプチプチとした食感が心地よく響きます。噛み締めるたびに、薄い皮の内側に閉じ込められていた天然の海水が口いっぱいに溢れ出し、爽やかな磯の香りが広がります。海藻自体は非常に淡白でクセがないため、決して口の中に嫌なしつこさが残ることはなく、真水で丁寧に洗われた繊細な塩気と清涼感だけが贅沢に留まります。
