油麩丼

  • 宮城県登米市
  • グルメ | ご飯もの | 丼・重箱
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登米地方で、明治時代から職人たちの手によって大切に受け継がれてきた伝統食材「油麩(仙台麩)」を主役にした、大地の恵みが詰まった極上の郷土どんぶり、「登米油麩丼」。小麦粉のグルテンを植物油でじっくりと揚げた棒状のお麩を使い、かつて肉が高級品だった時代に、手軽に栄養が摂れるカツ丼の代わりとして考案され…

登米地方で、明治時代から職人たちの手によって大切に受け継がれてきた伝統食材「油麩(仙台麩)」を主役にした、大地の恵みが詰まった極上の郷土どんぶり、「登米油麩丼」。小麦粉のグルテンを植物油でじっくりと揚げた棒状のお麩を使い、かつて肉が高級品だった時代に、手軽に栄養が摂れるカツ丼の代わりとして考案された、先人の知恵が生んだ至高のB級グルメです。

この丼の最大の魅力は、お肉を一切使っていないとは思えないほどの「圧倒的なコクと、ジュワッと溢れ出すジューシーな食感」にあります。輪切りにした油麩を、地元の醤油やみりん、カツオや昆布の旨味を利かせた甘辛い特製出汁で煮込むことで、お麩の細かな気泡に出汁が限界まで染み込みます。油麩がふっくらと膨らんだ絶妙なタイミングでネギを加え、新鮮な溶き卵を回し入れて半熟状に優しくとじます。

お箸でご飯とともに豪快に頬張れば、お麩に閉じ込められていた熱々の出汁が、衣のコク深い油分とともに口いっぱいに弾け飛びます。揚げ油の旨味が溶け出したスープは驚くほど濃厚で、宮城の豊かな大地が育んだ炊きたてのササニシキやひとめぼれの瑞々しい甘みと完璧な黄金比で融合します。

発祥

1980年代頃、登米町にある旅館「海老紋」の女将が、肉が苦手な顧客に、伝統食材である油麩を使ってみることを思いつき、提供したことことがきっかけ。2008年には「油麩丼の会」が結成され、登米市のご当地グルメとして定着しました。