さくらんぼ
- 山形県東根市、天童市、寒河江市
- グルメ | デザート・菓子・餅
- 旬:6~7月頃
初夏の爽やかな風が吹く季節、山形県の果樹園を訪れると、緑の葉の隙間にルビー色に輝く小さな果実が鈴なりに実る光景に出会えます。それが、全国の生産量の圧倒的大半を占める果実の女王「山形のさくらんぼ」。初夏の限られた時期にしか収穫できない初みずみずしい至高の味覚であり、現地の直売所や観光農園は、もぎたて…
初夏の爽やかな風が吹く季節、山形県の果樹園を訪れると、緑の葉の隙間にルビー色に輝く小さな果実が鈴なりに実る光景に出会えます。それが、全国の生産量の圧倒的大半を占める果実の女王「山形のさくらんぼ」。初夏の限られた時期にしか収穫できない初みずみずしい至高の味覚であり、現地の直売所や観光農園は、もぎたての甘みを求めて全国からやってくる多くの観光客で活気に溢れます。
初夏の味覚の代名詞といえば、長年不動の人気を誇る「佐藤錦」や、大粒で食べ応えのある「紅秀峰」です。朝露を含んだ状態で丁寧に手摘みされた一粒をお箸のように指でつまみ、口に放り込んで前歯で優しく弾かせると、パチンと薄皮が心地よく弾け、中から透明感のある瑞々しい果汁が一気に溢れ出します。
魅力は、ただ甘いだけでなく、絶妙なバランスで調和した上品な酸味にあります。盆地特有の昼夜の激しい寒暖差が、果実の中に濃厚な糖分と爽やかな酸味をしっかりと蓄えさせるため、何粒食べても飽きがこない、すっきりとした気品ある後味が口いっぱいに広がります。
発祥
日本政府が近代化政策の一環として西洋の果樹栽培を奨励し、1875年に内務省から配布された西洋果樹の苗木の中に3本のさくらんぼの苗木が含まれ、山形県庁の敷地内に植えられたのが公式な始まりとされています。品種改良を続け、1928年に佐藤錦が登場し、さくらんぼ生産量は飛躍的に増大し、全国一の産地としての地位を確立しました。
