いもフライ
- 栃木県佐野市
- グルメ | 野菜・豆腐
佐野市を中心とした両毛地域で、街角の専門店や総菜店、お祭りの屋台などで当たり前のように親しまれている「いもフライ」。
主役は、一口大にカットされた主食級のジャガイモです。一般的には「男爵いも」が選ばれることが多く、事前に絶妙な加減で蒸し上げることで、お芋が本来持っている素朴な甘みと、芯までねっと…
佐野市を中心とした両毛地域で、街角の専門店や総菜店、お祭りの屋台などで当たり前のように親しまれている「いもフライ」。
主役は、一口大にカットされた主食級のジャガイモです。一般的には「男爵いも」が選ばれることが多く、事前に絶妙な加減で蒸し上げることで、お芋が本来持っている素朴な甘みと、芯までねっとりとした「ホクホク感」を極限まで引き出しています。このお芋を何個か串に刺し、小麦粉や卵などで作った特製の衣を纏わせ、パン粉をまぶして植物油でカラリと揚げていきます。
味付けは、この地域で絶大なシェアを誇る地元の老舗メーカーが手がける、ウスターやフルーツをベースにした特製の地ソースです。揚げたての衣に、この濃厚でとろみのあるソースをドボリと豪快に浸す、あるいはハケでたっぷりと塗ることで、衣の奥深くまでスパイシーな酸味とコクを染み込ませます。
串を持ち、熱々の一粒に思い切り噛み付けば、サクサクとした粗いパン粉の小気味よい歯ごたえのあとに、お芋のなめらかな質感が重なります。ソースのフルーティーな辛みをお芋の優しい甘みが優しく受け止め、お口の中で完璧な一体感となって弾けます。
発祥
戦後、佐野市は繊維の街として栄えており、多くの工場がありました。そこで働く人々や、お腹をすかせた子供たちのために、安価でボリュームのあるおやつとして、リヤカーの屋台で売り出されたのが始まりです。
