東福寺本坊庭園
とうふくじほんぼうていえん
- 京都府 | 京都市内
- 観光地 | 自然・景勝 | 庭園
東福寺の本坊庭園は、昭和の作庭家・重森三玲が伝統的な枯山水の手法に近代的な抽象彫刻の概念を導入した、日本庭園史における先端モダニズムの傑作です。この方丈の東西南北という四つの空間それぞれにおいて、幾何学的な石組みや市松模様の敷石、苔と白砂のコントラストを駆使し、伝統様式を現代美術へと昇華させた空間…
東福寺の本坊庭園は、昭和の作庭家・重森三玲が伝統的な枯山水の手法に近代的な抽象彫刻の概念を導入した、日本庭園史における先端モダニズムの傑作です。この方丈の東西南北という四つの空間それぞれにおいて、幾何学的な石組みや市松模様の敷石、苔と白砂のコントラストを駆使し、伝統様式を現代美術へと昇華させた空間デザインを構築しています。
方丈の縁側を巡りながら各庭園を対峙すると、北庭の美しい敷石と苔が織りなす市松模様や、南庭の荒々しい巨石群が視界へと次々と飛び込み、力強い造形のエネルギーを放ちます。空間ごとに異なる幾何学的ルールや配置の論理をコントロールする作庭手法は、古式ゆかしい空間の中に新しい視覚的リアリティを突きつける先鋭的な構造美として機能します。
歴史的な方丈の貴重な開口部に身を置くと、低い視線から近代的な抽象石組みと白砂の水平面が一本の線で結ばれ、重森三玲が計算した厳格な軸線のシステムが目の前で立ち上がります。人工物が視界から極力排除された静謐な空間のその只中では、昭和の先鋭的な造園哲学と優れたデザインの骨格が、時代の変遷を超えて確かな実感を心へとより深く残します。
基本情報
| 営業時間 | 【4/1~12/6】9:00〜16:00(閉門16:30閉門) 【12/7~3/31】9:00~15:30(閉門16:00) |
|---|---|
| 定休日 | なし |
| 住所 | 〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目778 |
| アクセス | ・JR・京阪電車東福寺駅 ⇒ 徒歩(約10分) ・京阪電車鳥羽街道駅 ⇒ 徒歩(約8分) |
| 関連サイト | https://tofukuji.jp/guide/honbo/ |
※情報が変わっている場合があるためご自身で事前に確認ください