平城宮東院庭園

へいじょうきゅうとういんていえん
  • 奈良県 | 奈良
  • 観光地 | 自然・景勝 | 庭園
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奈良時代の平城京の東端に位置し、皇太子の居住区としてだけでなく天皇を迎えての盛大な宴会や国家的儀式の舞台として使われた「東院庭園」は、日本の古代造園技術の到達点を示す宮廷庭園遺構です。広大な敷地の中央に据えられたL字型の巨大な池を中心に、中国の神仙思想を背景に持った奇岩の石組みや、数々の宴席を盛り…

奈良時代の平城京の東端に位置し、皇太子の居住区としてだけでなく天皇を迎えての盛大な宴会や国家的儀式の舞台として使われた「東院庭園」は、日本の古代造園技術の到達点を示す宮廷庭園遺構です。広大な敷地の中央に据えられたL字型の巨大な池を中心に、中国の神仙思想を背景に持った奇岩の石組みや、数々の宴席を盛り上げるための複雑な水路網が緻密に配置されています。

特徴である復元された遣水や曲水の構造は、ただ鑑賞するためだけでなく、水面に杯を浮かべて詩歌を詠む「曲水の宴」を実際に催すために設計された実用性と芸術性を兼ね備えた遺構です。池の北東に突き出す島状の地形や、水流の勢いを巧みにコントロールするために川床に敷き詰められた大小の扁平な石の数々は、奈良時代の建築家たちが水景の演出にいかに腐心したかを雄弁に物語っています。

復元された朱塗りの回廊や礎石建物群の跡地から庭全体を見下ろすと、建物と池が完全に一体化し、どこから眺めても絵画的な美しさが成立するよう計算し尽くされた空間構成の妙を肌で感じることができます。池の底や護岸に眠る自然石を丹念に組み上げた石組みの力強いラインは、仏教伝来とともに大陸から流入した先進的な意匠が日本の風土の中でいかに独自に昇華されたかを教えてくれます。

基本情報

種別 池泉回遊式庭園
営業時間 9:00~16:30(最終入場16:00)
定休日 ・月曜日(祝日の場合は翌日) ・年末年始
住所 〒630-8001
奈良県奈良市法華寺町480
アクセス 近鉄大和西大寺駅北口 ⇒ 奈良交通バスJR奈良駅西口行(約4分) ⇒ 平城宮跡・遺構展示館下車 ⇒ 徒歩(約10分)
関連サイト https://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/guide.html#toin

※情報が変わっている場合があるためご自身で事前に確認ください