毛越寺庭園

  • 岩手県平泉町
  • 自然・景勝 | 庭園
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岩手県平泉町に位置する毛越寺は、平安時代末期に奥州藤原氏二代基衡(もとひら)公から三代秀衡(ひでひら)公の時代にかけて、この世に極楽浄土を再現しようと築かれた大寺院です。かつての壮麗な堂塔は火災で失われましたが、その中心であった庭園は往時の姿を驚くほど鮮やかに留めており、平安時代の作庭様式を伝える…

岩手県平泉町に位置する毛越寺は、平安時代末期に奥州藤原氏二代基衡(もとひら)公から三代秀衡(ひでひら)公の時代にかけて、この世に極楽浄土を再現しようと築かれた大寺院です。かつての壮麗な堂塔は火災で失われましたが、その中心であった庭園は往時の姿を驚くほど鮮やかに留めており、平安時代の作庭様式を伝える貴重な遺構として知られています。

庭園の中心をなすのは、約6,700平方メートルの広さを誇る「大泉が池」です。池のほとりを歩けば、海岸線を模した美しい砂洲の「州浜(すはま)」や、荒波に洗われる岩場を表現した「荒磯(ありそ)」、そして池に清流を注ぎ込む「遣水(やりみず)」など、自然の風景を凝縮したような多彩な意匠に出会えます。特に、初夏に開催される「曲水の宴」の舞台となる遣水は、当時の雅な貴族文化を彷彿とさせ、流れる水の音さえも歴史の物語を奏でているかのように感じられます。

近年では、四季を通じて楽しめる景勝地としても人気です。初夏には約3万株の花菖蒲が池の周りを紫に染め、秋には燃えるような紅葉が水面に映り込みます。また、冬の雪景色の中に佇む常行堂の静謐な美しさは、訪れる人々の心を深い安らぎで満たしてくれます。

周囲の山々を借景とした開放感あふれる空間をゆっくりと歩きながら、藤原氏が願い、慈しんだ平和への祈りに触れる。毛越寺庭園で、悠久の時を越えて息づく「浄土の美」に浸る贅沢な時間を過ごしてみませんか。

基本情報

種別 池泉回遊式庭園 浄土式庭園
特別名勝 yes
営業時間 【3/5~11/4】8:30~17:00 【11/5~3/4】8:30~16:30
定休日 なし
住所 〒029-4102岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
アクセス JR東北本線平泉駅 ⇒ 徒歩7分
公式サイト https://www.motsuji.or.jp/index.html