平城京左京三条二坊宮跡庭園
へいじょうきょうさきょうさんじょうにぼうみやあとていえん
- 奈良県 | 奈良
- 観光地 | 自然・景勝 | 庭園
「平城京左京三条二坊宮跡庭園」は、自然の地形を利用する後の時代の庭園とは異なり、碁盤の目のように整えられた古代の都市計画の中に人工的な直線を組み込んで設計された日本最古級の貴族邸宅庭園です。特徴は、遣水から流れ込む水流を強引に曲げず、直角に折れ曲がる護岸石組みや整然とした石敷きによって、大陸から持…
「平城京左京三条二坊宮跡庭園」は、自然の地形を利用する後の時代の庭園とは異なり、碁盤の目のように整えられた古代の都市計画の中に人工的な直線を組み込んで設計された日本最古級の貴族邸宅庭園です。特徴は、遣水から流れ込む水流を強引に曲げず、直角に折れ曲がる護岸石組みや整然とした石敷きによって、大陸から持ち込まれた最先端の土木技術をそのまま地上に再現している点にあります。
庭園内の復元された遺構の脇を歩きながら周囲を眺めると、自然をありのままに模すのではなく、古代の権力者が人工的な直線と幾何学的な構造によって自然を人工的にコントロールしようとした独自の空間思想が鮮やかに浮かび上がります。池の畔に立ち並ぶ直線的な石列や、水が淀みなく流れるように計算し尽くされた護岸の構造は、自然と人間が対峙して築き上げた奈良時代の政治的・文化的パワーの大きさを物語っています。
遣水の冷涼な水音や整然と並ぶ護岸石の乾いた質感が、中世以降の自然風庭園とは完全に異なる人工美の極致を体感させます。自然への畏敬ではなく、国家の威信と大陸文化の受容を具現化したこの幾何学的な空間に身を置くことで、中世の庭園文化とは一線を画す古代庭園ならではの緊張感と知的な感動を深く味わえます。
基本情報
| 種別 | 池泉庭園 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(最終入園16:30) |
| 定休日 | ・水曜日(祝日の場合は翌日) ・祝日の翌日(土・日曜日または別の祝日の場合は開園) ・年末年始 |
| 住所 | 〒630-8013 奈良県奈良市三条大路1-5-37 |
| アクセス | 近鉄新大宮駅 ⇒ 徒歩(約12分) |
| 関連サイト | https://www.city.nara.lg.jp/site/bunkazai/9230.html |
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