小石川後楽園
こいしかわこうらくえん
- 東京都 | 東京23区(東部)
- 観光地 | 自然・景勝 | 庭園
水戸徳川家の藩祖・頼房が着手し、二代光圀の代に完成した「小石川後楽園」は、中国の著名な名勝の景観を庭園内に巧みに再現した、江戸初期を代表する回遊式築山泉水庭です。特徴は、中国の儒教思想に基づく「和の精神」と、中国の詩経に由来する庭園名が示す通り、日本の伝統的な造園技法の中に中国風の景勝意匠が違和感…
水戸徳川家の藩祖・頼房が着手し、二代光圀の代に完成した「小石川後楽園」は、中国の著名な名勝の景観を庭園内に巧みに再現した、江戸初期を代表する回遊式築山泉水庭です。特徴は、中国の儒教思想に基づく「和の精神」と、中国の詩経に由来する庭園名が示す通り、日本の伝統的な造園技法の中に中国風の景勝意匠が違和感なく溶け込んでいる点にあります。
庭園内の複雑な散策路を歩きながら周囲を眺めると、中国の西湖を模した大泉水を中心に、かつての中国の儒学者・朱舜水が設計に関与したとされる円月橋の優美なアーチや、明代の中国風情を色濃く残す西湖の堤が次々とその姿を現します。さらに、水面に美しく映り込む築山や、幾重もの歴史を重ねた立派な古木が、江戸時代初期に形成された日中文化融合の独自の美意識を鮮やかに描き出します。
大泉水の水面を渡る爽やかな風が縁側を優しくかすめ、足元を静かに包み込む空間が深い歴史の静寂と絶妙な調和を見せる、この地特有の厳かな気配があたりをしっかり包み込みます。特に琵琶湖を模した景観や唐門の周辺に身を置くと、水戸藩主たちが儒教の理念を視覚的に表現するために創り上げた立体的な造形美と壮大なスケール感を全身でリアルに実感することができます。
基本情報
| 種別 | 回遊式築山泉水庭園 大名庭園 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
| 定休日 | 年末年始 |
| 住所 | 〒112-0004 東京都文京区後楽1-6-6 |
| アクセス | 【東門】 ・JR総武線水道橋駅西口 ⇒ 徒歩(約5分) ・東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅2番出口 ⇒ 徒歩(約6分) ・都営三田線水道橋駅A2出口 ⇒ 徒歩(約8分) 【西門】 ・都営大江戸線飯田橋駅C3出口 ⇒ 徒歩(約3分) ・JR総武線飯田橋東口 ⇒ 徒歩(約8分) ・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線飯田橋駅A1・A3出口 ⇒ 徒歩(約8分) ・東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅1番出口・2番出口 ⇒ 徒歩(約8分) |
| 関連サイト | https://www.tokyo-park.or.jp/park/koishikawakorakuen/index.html |
※情報が変わっている場合があるためご自身で事前に確認ください