三河仏壇
- 愛知県岡崎市、豊橋市、安城市、西尾市周辺
- 伝統工芸品 | 仏壇・仏具
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三河仏壇は、徳川家康公の生誕地である三河の地において、江戸時代初期から寺社建築の優れた技術や矢作川の水運による流通の利を背景に、独自の進化を遂げてきた伝統の意匠です。地域の住環境に最適化された「独自の構造美」と、各専門職人の技が火花を散らす「贅を尽くした装飾表現」があります。
美しさは、木地、彫…
三河仏壇は、徳川家康公の生誕地である三河の地において、江戸時代初期から寺社建築の優れた技術や矢作川の水運による流通の利を背景に、独自の進化を遂げてきた伝統の意匠です。地域の住環境に最適化された「独自の構造美」と、各専門職人の技が火花を散らす「贅を尽くした装飾表現」があります。
美しさは、木地、彫刻、宮殿、漆塗り、蒔絵、金箔押し、かざり金具という7つの独立した専門部門の職人たちが連携する、高度な分業制が形にしています。特徴は、仏壇の前面部分に施される「うねり長押」と呼ばれる独自の曲線構造です。これは、限られたスペースの仏間に安置した際にも、内部が最も美しく、かつ広く見えるように計算された三河独自の意匠であり、宮殿部分の壮麗な木彫を引き立てる役割を果たしています。
さらに見逃せない構造として、台座が高く設計された「高台仏壇」としての堅牢性と、分解・修復が容易な「ホゾ組み」の技術が挙げられます。漆の塗り替えや金箔の押し直しを行うことで、何世代にもわたり新品同様の輝きを保ち続ける設計が特徴です。
