名古屋節句飾
- 岐阜県、愛知県愛知県名古屋市、岡崎市 / 岐阜県岐阜市
- 伝統工芸品 | 人形・こけし
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江戸時代から育まれてきた「名古屋節句飾」は、東海地方を代表する端午の節句の祝飾です。人々を圧倒する魅力は、城下町の豊かな経済力と職人文化を背景に磨き上げられた「圧倒的なスケール感と重厚な華やかさ」にあります。
格式高い飾りを完成させるのが、名古屋独自の「三職」と呼ばれる専門職人の息の合った分業と…
江戸時代から育まれてきた「名古屋節句飾」は、東海地方を代表する端午の節句の祝飾です。人々を圧倒する魅力は、城下町の豊かな経済力と職人文化を背景に磨き上げられた「圧倒的なスケール感と重厚な華やかさ」にあります。
格式高い飾りを完成させるのが、名古屋独自の「三職」と呼ばれる専門職人の息の合った分業と、素材の特性を活かした高度な技法です。名古屋節句飾は、勇壮な「甲冑)」、表情豊かな「節句人形」、そしてこれらを美しく収める「雪洞・台屏風」の3つの要素が組み合わさって一つの世界を構築します。甲冑職人は、本金鍍金を施した真鍮や牛革を細かく編み上げ、重厚で力強い武具を仕立てます。さらに、人形職人が桐塑の肌に胡粉を塗り重ねた気品ある頭を据え、木工・塗りの職人が金箔や漆で彩られたきらびやかな台屏風を仕立てて全体の空間を引き締めます。それぞれの分野の職人が互いの意匠を響かせ合うことで、一堂に会した際に息を呑むほどの威厳と様式美が生まれるのです。
我が子の健やかな成長を地域社会全体に誇り、喜びを分かち合うための舞台装置として、この飾りはこれ以上ない華やかさを求められ、その要求が地域のモノづくりの水準を押し上げ続けてきました。
